本日は晴れマークの新潟市。「気構え」大切ですね。♡ Whitney
大正浪漫を代表する画家竹久夢二は本名「茂次郎(もじろう)」。岡山県の酒屋の次男坊で、地元では「モウさん」と呼ばれたそうだ。
はかなさ漂う美人画が「夢二作」と「茂次郎作」では印象が違う▼新潟選出の代議士を父に持った無頼の作家坂口安吾は本名「炳五(へいご)」。
授業をサボり、教師から「炳は明るいという意味だがもったいない。おまえは暗(あん)だ、暗吾(あんご)だ」と叱責(しっせき)され、
後に安吾を名乗る。その発想に韜晦(とうかい)と自尊の同居する作風がにじむ▼評論家紀田順一郎さんの「ペンネームの由来事典」
(東京堂出版)は、明治から昭和にかけ活躍した作家の雅号・筆名の由来を語って飽きさせない。改名の舞台裏には創作姿勢に相通ずるドラマがある
▼文章を書くことは世間と対峙(たいじ)することで、生半可な覚悟ではおぼつかない。筆名はそのための「もうひとつの人格」であり、「気構え」を示すものだ
―紀田さんは、そう書く..
【北海道新聞】コラム<卓上四季> 2012・2・7より一部抜粋
AZAZ-NIIGATA.



